第9回足利大学風力発電アカデミー(2021年12月22日)開催のお知らせ

第9回足利大学風力発電アカデミー開催日程が決定致しましたのでお知らせします。
日時:2021年12月22日(水)9:00~17:00
主催:足利大学総合研究センター
詳細はこちら
お申し込みはこちら

テーマ:風力発電の社会受容

基調講演「風力発電の社会受容性(地域との共存共栄)」
 講師:牛房 義明 先生(北九州市立大学 経済学部 教授)
 講演概要:再生可能エネルギーの主力電源である洋上風力発電の飛躍的拡大の為には、立地地域の理解と発展を踏まえた社会的合意形成が必要不可欠である。本講演では、洋上風力における社会的受容性に関する研究を紹介する。特に、社会的受容性に影響を与える要因、社会的受容性を向上させる

講演2:「参加研究からみる洋上風力発電事業と漁業協調」
 講師:竹内彩乃先生(東邦大学理学部生命環境科学科環境ビジネス研究室)
 講演概要:洋上風力発電の推進において、立地地域のステークホルダーの理解と協力が不可欠である。本講演では、これまで研究が行われてきた市民参加分野の先行研究を整理し、洋上風力発電事業の推進に資する参加の理論や実践について、現地調査の状況も踏まえながら説明する。方策について紹介し、またオンラインアンケート調査による日本における洋上風力に対する認知度、受け入れ状況、評価など紹介する

講演3:「漁業との共生」
 講師:安田公昭先生(名古屋大学大学院 環境学研究科寄附講座教授)
 講演概要:洋上風力発電の飛躍的拡大の為には、立地地域の理解と発展を踏まえた社会的合意形成が必要不可欠である。特に漁業者との合意形成について現地調査を基にその解決方法について説明する。

講演4:「洋上風力発電と漁業協調:魚類の移動生態の観点から」
 講師:河邊 玲先生(長崎大学海洋未来イノベーション機構環東シナ海環境資源研究センター)
 講演概要:洋上風力発電の導入あたり、立地地域の理解情勢、特に海域先行利用者である漁業者の懸念を払拭し期待に応えることが必要不可欠である。陸上とは異なり、海洋をモニタリングするには最新の観測技術を用いながら様々な工夫が必要となる。特に、高い時間分解能で水産重要魚種の移動に関する情報を得ることは、漁業者の知りたい情報につながる。本講演では、“バイオロギング”という方法で洋上風力発電施設とその周辺漁場におけるマダイとブリを追跡した結果を紹介する。このような魚の目線で得られるデータは、漁業者が知りたい施設への蝟集性および周辺漁場との連結性に関する情報を提供できる。

風力発電の社会受容性/漁業との共生に関するパネルディスカッション
(牛房先生/北九州市大、竹内先生/東邦大学、安田先生/名古屋大、河邊先生/長崎大、司会・進行/佐藤義久)

問い合せ先:足利大学総合研究センター
〒326-8558
栃木県足利市大前町268-1
TEL 0284-62-0782
FAX 0284-62-9985
風力発電アカデミー専用mail:koza@g.ashikaga.ac.jp