PVの出力は日射量(雲の生成・移動・消滅)に依存するが,冬季は積雪があることで出力が低下する.
PVパネル上に積雪があることで,どのような現象が生じているのか把握する必要があるが,PVパネル上の落雪の形態は雪崩にも類似し,そもそもの雪氷学の最近の知見も融合した考察が求められる.また材料化学の分野で開発されている着氷防止材料の話題も興味深い.
本セミナーでは太陽光発電の工学的アプローチから近年の気象学,雪氷学の広範な知見を整理し,積雪とPVの課題について多面的に議論したい.
・主催:一般社団法人日本太陽エネルギー学会 太陽光発電部会
・協賛(順不同/申請中): (公社) 日本気象学会,(公社)雪氷学会,日本地球惑星科学連合,(一社)エネルギー・資源学会,(一社)電気学会,日本太陽光発電学会,気象ビジネス推進コンソーシアム
・日時:令和6年12月6日(金) 13:00~16:20
・会場: オンライン開催(Zoom会議室)
・定員:100名(先着順)
・参加費::会員,協賛団体会員 2,000円,非会員 4,000円,学生 無料(PDF データのテキストを含む)
・参加方法:こちらからお申し込みください.または参加申込書にご記入のうえ,日本太陽エネルギー学会事務局までE-mail, FAXにてお送りください.
参加費は出来るだけ事前振込をお願いいたします.
お申し込みの方へはオンライン会場の招待状を 2024年11月29日(金)以降に順次お送りします.
[振込口座:三菱UFJ銀行・新宿中央支店・普通・3227375[イッパンシャダンホウジンニホンタイヨウエネルギーガッカイ]
・申込期限:2024年12月3日(火)
・問い合わせ先:日本太陽エネルギー学会 事務局
電話03-3376-6015 FAX 03-3376-6720
E-mail: info @jses-solar.jp
講演プログラム(講演者敬称略,演題名・講演者・講演順は変更になる場合があります)
13:05-13:10 趣旨説明 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 大竹秀明(JSES理事)
13:10-13:40 降雪後のPV出力低下量の推定(パネル上の融雪と落雪)
電力中央研究所 エネルギートランスフォーメーション研究本部 宇佐美 章
13:40-14:10 太陽電池モジュールに融雪機能を付与することによる冬季発電電力量および軒先積雪荷重の変化
産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター・招聘研究員 棚橋紀悟
14:10-14:40 温度応答型着氷雪防止表面材の開発
産業技術総合研究所 極限機能材料研究部門光熱制御材料グループ研究グループ長 浦田千尋
休憩(10分)
14:50-15:20 雪崩発生危険度予測システムの構築
日本気象協会 関西支社 社会・防災事業課 小松麻美
15:20-15:50 積雪の光学特性とその応用
気象研究所 気象予報研究部・第四研究室 主任研究官 谷川朋範
15:50-16:20 総合討論とまとめ