2024年6月11日、文部科学省が取りまとめを行っている「令和6年版科学技術・イノベーション白書」が閣議決定されました。
今回の白書では、例年の科学技術・イノベーション創出の振興に関する施策の年次報告のほか、近年急速に進展してきているAI技術に着目して、科学分野や製造業をはじめとする様々な業界・業種での高度なAIの活用に向けた取組を取り上げています。
具体的には、生成AI技術が急速に進展してきた背景や、国内外の研究開発動向、多様な科学分野における高度な活用の事例、社会への影響といったトピックに分け、その最前線を紹介しています。
特に、多様な科学分野における高度な活用については、国内外の具体的な取組を紹介しながら、その影響や課題を説明しています。高度なAIにより、実験やシミュレーションの効率化・高速化、研究活動の自動化・自律化が可能となる中、研究者はAIをツールとして活用しながら、課題の設定や研究のデザイン等に、より専念していくことが重要となると考えています。
この他、例年の施策の年次報告においても、コラム等も用いて、科学技術・イノベーション政策やその成果などを紹介しています。
本白書を一人でも多くの方に御覧いただき、科学技術・イノベーションに関する施策の現在地について、理解を深めていただく一助となりますことを願っております。ぜひ、ご一読ください。
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令和6年版白書HP:
https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa202401/1421221_00020.html
【お問い合わせ先】
文部科学省 科学技術・学術政策局 研究開発戦略課 総括係
TEL: 03-6734-4012
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