再⽣可能エネルギー、特に太陽光発電設備の導⼊加速が進んでいます。電⼒の需要と供給の安定のためには、太陽光発電から出⼒される発電電⼒量(以下、発電量)がどの程度あるのか、現状の把握と予測情報がますます重要となっています。数時間から数⽇先までの予測には気象予報技術が⽋かせません。昨冬、東京電⼒ホールディングス株式会社と北海道電⼒株式会社は⾰新的な⼿法や新しいアプローチの発掘を⽬的に、北海道内における太陽光発電設備を対象とした発電量を予測する⼿法の提案とその精度を競う「太陽光発電量予測技術コンテスト『PV in HOKKAIDO』」(以下、予測コンテスト)を共同開催され、その結果が公表されました。
本セミナーでは、予測コンテストの主催者、審査員、受賞グループや参加者に提案手法について話題提供を頂きます。セミナーの最後には、予測コンテストを実施して得られた太陽光発電予測の精度向上に関する課題 、求められる予測情報(予測の精度、ポイント・エリア情報、海外の予測利用、信頼度情報の必要性など)、予測情報を利用するユーザー側のニーズなどについて、登壇者やコンテスト参加者、聴衆者を交えた総合討論を実施します。
主催
⼀般社団法⼈⽇本太陽エネルギー学会 太陽光発電部会
協賛(順不同/申請中)
(⼀社) 電気学会、(公社)⽇本気象学会、(⼀社) エネルギー・資源学会、(公社)⽇本オペレーションズ・リサーチ学会、(⼀社)⼈⼯知能学会、気象ビジネス推進コンソーシアム、⽇本気象予報⼠会
協⼒(順不同/申請中)
東京電⼒ホールディングス株式会社、北海道電⼒株式会社
日時
令和元年11 ⽉20 ⽇(⽔) 13:30〜16:50
会場
東京理科⼤学 森⼾記念館 第1 フォーラム(東京都新宿区神楽坂 4-2-2)
定員
100名(先着順)
参加費(テキスト代を含む)
- 会員(主催・協賛学協会員): 5,000 円
- ⾮会員:8,000 円
- 学⽣:2,000 円(テキスト含む)
講演プログラム(講演者敬称略) ※学会誌特集記事へ
- 13:30-13:35 趣旨説明:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 大竹秀明 加藤和彦(JSES理事)
- 13:35-14:00「太陽光発電量予測技術コンテスト『PV in HOKKAIDO』の概要
- 14:00-14:20 気象予測と機械学習に基づく太陽光発電量の予測技術:株式会社東芝研究開発センター
- 14:20-14:40 SV法モデルによる気象データを用いた地域メガソーラ発電電力量の推定手法:東京理科大 植田譲 准教授
- 14:40-15:00 GPVと発電データを利用した機械学習のモデルアンサンブルによる予測技術チーム『PV-4cast』: 産業技術総合研究所・東京大学生産技術研究所
- 休憩 (15 分)
- 15:15-16:35 総合討論 「太陽光発電予測に関するディスカッション」
- 16:35-16:50 総評:北海道大学大学院情報科学研究院システム情報科学部門 原亮一 准教授